ゼロカロリーの甘味料はダイエットに効果的なのか?

まずは糖類の基礎知識。

単糖類
 ブドウ糖(グルコース)や果糖(フルクトース)。糖質が摂取、消化され、この単位の形になって吸収されます。この形が最も早く吸収され、エネルギーになる形であります。

二糖類
 ショ糖(砂糖、原料はさとうきび及びてん菜)や乳糖(乳の成分)。母乳や牛乳が甘いのは乳糖が入っているからです。砂糖はブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)が結合した二糖類。 砂糖も分解が早く、体内に入ると速やかに吸収されてエネルギーとなります。

多糖類
 でん粉や穀類、芋類に含まれる糖類。日常食べるご飯や麺類に含まれるもので、単糖類に消化されるまでに少々時間がかかるので吸収されるまでには時間がかかります。多糖類は人間の体にもあり、肝臓や筋肉にグリコーゲンとして貯蔵され、エネルギーの源になってます。また、人間の細胞、骨、腱なども多糖類でできていています。

甘味料の歴史

甘味料の歴史は古く

1878年にはサッカリンがアメリカで発見され

第二次世界大戦時には砂糖不足に陥った日本でも使われていました。

その後、

カロリーの低さやさまざまな利点から研究開発が進み、

タンパク質の成分であるアミノ酸から作られるアスパルテームや、

砂糖に化学的な合成処理をおこないつくられるスクラロースなど、

砂糖に比べて200~600倍などの非常に高い甘味度をもった甘味料が

生み出されています。

一方、

天然由来の甘味料は、

植物から甘味成分を抽出した自然由来の甘味料です。

漢方の原料としても知られる甘草などがあります。


自然由来と言えど、

キク科のハーブでもあるステビアの葉から抽出されるステビア甘味料は、

砂糖に比べ約300倍もの甘味度を持っています。

また、

ダイエットや糖質制限をされてる方に最も広く使われている糖質系甘味料であるエリスリトールは、

ブドウ糖を酵母で発酵させることで、

吸収されても90%以上が尿として排泄され、

カロリーにならない甘味料です。

甘さは砂糖の75%ですが100gあたりわずか0.24kcalと、カロリーが

非常に低い特徴があります。

さらに脂肪燃焼効果があると話題なのが

アルロース(プシコース)

高脂肪食マウスにアルロース入りの水を与えることで、UCP1という

タンパク質が増えることが判明しました。UCP1とは脂肪を燃やすタ

ンパク質で、熱エネルギーを発生させる効果があります。

普段は出ないタンパク質ですが、飢餓で栄養失調や風邪で体力低下

の時に出るタンパク質で、脳や心臓などの重要な臓器の近くの脂肪

で出るのですが、アルロースを摂取すると皮下脂肪でもUCP1が出て

くることが判明しました。つまり、常に脂肪を燃やし続ける体にな

ってくれます。

更にアルロースを摂取すると、

アルロースと一緒に摂取した糖の吸収を阻害することで、血糖値が下がってくれます。

通常はおにぎりなどのでんぷんを食べると、アミラーゼがでんぷん

を分解することで、グルコースとなり、血糖値が上昇します。

アルロースアミラーゼを邪魔し、さらに小腸でもグルコースがト

ランスポーターで体内に入るのを邪魔をするので血糖値を下がってくれます。

そのため、アルロースを摂取することで、他の糖の吸収を防ぎ、血中に糖が出にくくなるという甘味料です。

 

さてここからが本題

ここまで甘味料のメリットを散々書きましたが

実は

私はその使用には否定的であります。

そもそも

生物として

生きていく上で

エネルギーとしてどうしても必要なのだから

必要な分だけの糖質を摂取すればいい

それだけ、、、、

 

カロリーにもならない

不要なものとして排出されてしまう

そんな

身体にとって価値の無い甘味料を摂っていると

「いくら糖質を取っても必要なカロリーを得られない」

体が間違って認識してしまい

無用な危機意識が芽生え

「もっと食べなければいけない!」

という指令が発動されてしまうのです。

 

希少糖という名前に騙されてはいけないのです。

普通に食べて普通に運動しましょうよ ボディケアグリーンズ森田

 

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