マッサージ、整体の本質とはその3

筋肉の滑走不良の原因が筋膜のひっぱりあい?

どういうことか説明しますね。

例えば背中の場合

僧帽筋(背中の上部)は頭蓋骨にひっぱられます。

一方

広背筋(背中の下部)は椅子に座った姿勢や

背中を丸めてると骨盤にひっぱられます。

つまり背中の上の方は上に

背中の下の方は下にひっぱられてしまいます。

さらに

背中を丸める姿勢が強いと

上下に加えて

水平方向にも背中(胸郭)が広がりますから

脊柱につながる僧帽筋は脊柱に(中心に)

腕につながる広背筋は外側に

それぞれ引っ張られます。

 

筋膜というのは筋肉をつつむ筋膜(深筋膜)だけでなく

皮下組織のすぐ下に体全体を包む筋膜(浅筋膜)がありますので

皮膚とともに浅筋膜は

上下(頭⇔骨盤)にも

水平方向(背骨⇔腕)にも伸ばされます。

そして

伸ばされた状態が続くと固まって走行不良を起こします。

 

さらに

姿勢を保持するために使われる筋肉が

脊柱起立筋群といいます。

骨盤と肋骨、脊柱と肋骨を結ぶ細い筋肉ですが

まとまるとかなり太く、強い筋肉になります。

良い姿勢をキープするためにはなくてはならない筋肉です。

この筋肉も特に姿勢が悪いと上下や斜め方向に伸びてしまい

そのまま固まってしまうのです。

何度も言いますが

筋膜は伸びた状態が続くと固まります。

なのでまずは姿勢が大事ということ

もちろん

姿勢を保てるだけの筋肉は必要

さらに言いたいのは

伸びて固まってるので

ストレッチは実はあまり効果がない

それどころか

逆に筋肉痛めるリスクがある

そうじゃなくて

むしろ縮める必要がある

ということです。

続きます

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