GREENSモリタが考える
調整とは
ざっくりいうと以下のように説明できます。
(1)左右の筋肉の緊張バランスの調整→骨格を含む身体の左右差の調整(回旋、ねじれを意識)
(2)上下の筋肉の緊張バランスの調整→重心の位置を調整し立位の安定感につなげる(足裏、ハムストリングス、股関節、臀部、体幹、背中、胸、肩甲骨)
(3)前後の筋肉の緊張バランスの調整→姿勢(猫背や反り腰、前傾・後傾的回旋を意識)
(4)アウター筋肉とインナー筋肉の緊張バランス→筋肉の張り、凝り、可動性の改善
これら4つをきちんと評価し、
細かいところまで正確に調整できる施術者って
まあ100人に一人もいないと思います。
それと
基本的にベッドに寝た状態で施術すると思いますが
![](https://i0.wp.com/www.bodycare-greens.com/wordpress/wp-content/uploads/2020/06/osusume2.jpg?resize=328%2C226)
立位だとどうなるか
動作したときにどうなるか
常にそれを意識して
ベッドでの施術を進めなきゃいけないんですが
それを理解してる施術者も
おそらく100人に一人もいないと思います。
ほとんどの施術者は
寝た状態で硬くなってる箇所を柔らかくほぐすこと
可動が少ない箇所を筋肉ストレッチ、関節モビリゼーション
あとは
肩甲骨を寄せるとか
肩を後方にとか
骨盤を立てるとか
それぐらいしか考えていない。
残念。
しかも
上記(1)〜(4)をどれだけ細かく正確に調整してみても
立位や動作時のイメージをしっかり持ちながら施術したとしても
それだけでは限界があります。
整体もそうだし
指圧マッサージもそうだし
ストレッチもそうだし
アロマトリートメントでもそうだし
それって全部外部からの刺激(外圧)によって
筋肉を緩める
という作用、目的があります。
それはそれで必要です!
しっかり緩めることができるのは素晴らしい技術だと思います。
![](https://i0.wp.com/www.bodycare-greens.com/wordpress/wp-content/uploads/2020/06/images.jpeg?resize=275%2C183)
しかし一方で
よく考えてみてください。
筋肉の役割は緩むことではありません
むしろ緊張・収縮することです。
緩むのは
外部からの刺激によってか
または
他の筋肉が緊張・収縮し
関節が動き
それによって
受動的に筋肉が伸びる
というか伸ばされる
![](https://i0.wp.com/www.bodycare-greens.com/wordpress/wp-content/uploads/2020/06/thaibackbend-min-e1522090731609.jpg?resize=428%2C299)
もう一度言います
筋肉自体は緊張・収縮することしかできない。
がしかし
実際はどうかというと
筋肉の最大の役割であるはずの
緊張・収縮ができていないケースが
実にたくさんあるんです。
(特に運動していない人と高齢者)
それはもう大問題です!
ただほぐせばいいわけではない!
ただ可動域が広がればいいわけではない!
筋肉がしっかり緊張・収縮できない
つまり
身体の機能が低下しているのであれば
それは改善させるべき。
と
モリタは考えます。
bodycare GREENS モリタ