昨夜
亡くなられた中村哲さんの
ドキュメンタリーをみた
「人がどうやって餓死するかというと、まず、食べ物がまったくないわけではなく、足りなくて栄養失調状態になる。そして飢えを紛らわすために不衛生な水をたくさん飲む。その結果、赤痢などの感染症に罹り、脱水症状になる。そして死ぬ。これがアフガニスタンでの餓死の典型」
https://bunshun.jp/articles/-/17358
アフガニスタンでは子どもの6人に1人が5歳以下で死亡している
その最大の原因は感染症によって慢性化する下痢とされる
「医療よりもまず水だ」
https://bunshun.jp/articles/-/17358?page=2
小さな診療所の限界を感じ、医療活動を超えた支援に踏み切る決断をする
そして、アフガニスタンで井戸堀りを始める
井戸と地下水路により感染症は一旦減った
しかし2000年ごろからアフガニスタンは大干ばつに襲われ、地下水も枯渇し始めた
また病人は増えた
そこから途方も無い挑戦が始まる
砂漠化した広大な土地を緑化して
数十万人の命を救う
そのための
全長27キロにもわたる大用水路の建設である
これがゼネコンの仕事であればわけもないのだろうが
中村さんは一医者であり
当然のことながら
建築土木の経験も知識もない
あるのは日本からの寄付金のみ
たった一人で指揮をとり
大勢の飢えた男たちとともに
岩を削り
石を運び
その石を使って堰を川に作り
取水口を作り
網状の鉄線と石で壁を作り
堤防に柳の木を植え
とうとう巨大な用水路を完成させてしまった
それも
武装集団や軍閥が割拠し
米軍の戦車が往来し
空爆も頻繁に行われるアフガニスタンという危険地においてだ
![](https://i0.wp.com/www.bodycare-greens.com/wordpress/wp-content/uploads/2019/12/20190205_01_ph03.jpg?resize=525%2C465)
こんなすごい人が本当にいたんだ
その驚きは亡くなった後
何年、何十年、何百年経っても
ずっと語り続けられるんだろう
人間ってすごいbodycare GREENS モリタ