【四十肩・五十肩】ネットの「効くストレッチ」があなたに効かない理由—整体師が語る“原因の複雑性”の真実

皆さん、こんにちは。新潟市で22年間、ボディケアグリーンズという整体サロン&パーソナルトレーニングジムを経営している整体師の森田です。

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「ある日突然、肩が上がらなくなった」「服を着る時、激痛が走る」—四十肩や五十肩の痛みは、日常生活の質(QOL)を大きく低下させます。

多くの方が、この不調に直面すると、まずスマートフォンで「四十肩 効くストレッチ」「五十肩 マッサージ」と検索するでしょう。そして、YouTubeやブログには、無数の情報が溢れています。その中には、確かに効果的なエクササイズや、痛みを和らげるテクニックも含まれているはずです。

しかし、なぜ、その「効くはずのストレッチ」を試しても、あなたの痛みが根本から解決しないのでしょうか?

それは、「肩の痛み」という症状は一つでも、その根底にある原因が、あなたの想像を遥かに超えて多様で、複雑に絡み合っているからです。

今日は、私が25年間の臨床を通じて得た知見をもとに、なぜ「一律の施術」が四十肩・五十肩に時に無力なのか、そして「個」の細部にこだわる緻密なアプローチの重要性について、深く掘り下げてお話ししたいと思います。


1. 症状は一つ、原因は無限大:「肩の痛み」の多重奏

四十肩・五十肩(専門的には肩関節周囲炎)は、その原因が多岐にわたるため、「魔女の一撃」と呼ばれるぎっくり腰と同様に、非常に厄介な疾患です。

問題は、肩関節を取り巻く全ての組織が、不調の原因となり得るということです。

🚨 犯人は一種類ではない

一般的な情報では、「インナーマッスルが原因」「大胸筋が硬い」といった単一の原因が語られがちです。しかし、私たちが毎日お客様の肩をじっくり触診させていただくと、真犯人は一種類ではないことが明らかになります。

痛みの原因として考えられる主な組織だけでも、これだけあります。

  • アウターマッスル:
    • 三角筋: 肩の表面を覆う大きな筋肉。問題の箇所によって、痛みの種類や対処法が異なります。
    • 僧帽筋(そうぼうきん): 肩こりの代表的な筋肉ですが、肩甲骨の安定化の機能不全も痛みに繋がります。
    • 大胸筋・小胸筋: 肩を前に引き込む役割があり、これが過度に緊張すると、肩関節の動きを物理的に制限します。
  • インナーマッスル(腱板):
    • 棘上筋(きょくじょうきん): 腕を上げる初動を担う重要な筋肉。腱板損傷のリスクも関連します。
    • 肩甲下筋(けんこうかきん): 肩甲骨の裏側、肋骨に接する面にある筋肉で、この癒着が肩関節の内旋(内側にひねる動き)を強烈に制限します。
    • 前鋸筋(ぜんきょきん): 肩甲骨を肋骨に密着させ、安定させる「土台の力」を担う筋肉。機能不全は肩の不安定性を生みます。
  • その他の組織:
    • 肩甲挙筋、広背筋などの周辺筋肉。
    • 関節包、靭帯、滑液包の微細な炎症や線維化。

🔑 複合的な「絡み合い」が改善を阻む

さらに厄介なのは、これらが複合的に絡み合っているということです。

「大胸筋が硬い」→ 「肩甲下筋の動きが悪くなる」→ 「その結果、棘上筋が無理に頑張りすぎて炎症を起こす」

このように、症状の裏側では、複数の筋肉や組織が連鎖的に機能不全を起こしています。ネットに載っている「棘上筋ストレッチ」だけでは、その根本にある「大胸筋の硬さ」や「肩甲下筋の癒着」が残ってしまい、痛みは再発を繰り返すのです。


2. 職人の哲学:「触診」で解剖学を再構築する

では、この複雑な問題を解決するために、私たち整体師は何をすべきでしょうか?

それは、「触診」の精度を極限まで高めることです。

🚨 「同じ三角筋」でも、アプローチは違う

例えば、「三角筋が問題のケース」という診断一つをとっても、

  1. どの線維(前部・中部・後部)が問題なのか?
  2. その筋肉は「縮んで硬い」のか、「伸びきって機能不全」を起こしているのか?
  3. 筋肉の深層と表層の「層(レイヤー)」は癒着していないか?

といった、細かい箇所やその状態にはそれぞれ違いがあります。

触診とは、知識に基づき、指先でその「個」の状態を詳細に解剖していく作業です。この「個」の細部まで確認しなければ、完璧にフィットした施術にはなり得ません。

🔑 完璧にフィットした施術の定義

完璧にフィットした施術とは、

  • 必要な組織だけを、
  • 必要な方向へ、
  • 必要な力で、

介入することです。

一律に「押す」「揉む」「ストレッチする」という画一的なアプローチでは、問題のない筋肉に無駄な刺激を与えたり、逆に「伸びきって機能不全を起こしている筋肉」をさらに伸ばしてしまったりするミスを犯します。

私たちの施術は、この触診によって得られた「あなたの体だけの情報」を基に、その日の状態に合わせて調整される「オーダーメイド」です。


3. 「もう治らない」と諦める前に

四十肩・五十肩の痛みは、あなたの体が「自分の体には、一律ではない、繊細な手技が必要だ」と訴えかけているサインかもしれません。

もしあなたが、

  • ネット情報に振り回され、様々なストレッチを試したけど効果を感じられない
  • 痛みの原因が一つではない気がする
  • 根本から肩の問題を解決し、再び腕を自由に動かしたい

と感じているなら、ぜひ一度、ボディケアグリーンズにご相談ください。

私たちは、あなたの肩の痛みの「多重奏」を奏でている、すべての原因組織を触診で特定し、その「個」の細部にまでこだわった緻密な調整で、根本解決へと導きます。

ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ。 [電話025-225-8180]

整体師 森田 ボディケアグリーンズ 代表

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