皆さん、こんにちは。新潟市で25年間、ボディケアグリーンズという整体サロン&パーソナルトレーニングジムを経営している整体師の森田です。
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秋は、文化的な活動が活発になる「芸術の秋」。美術展に足を運んだり、クラシック音楽を聴いたり、美しいものに触れることで、私たちは深い感動と精神的な豊かさを得ることができます。
しかし、私が22年間、飽きることなく探求し続けている、最も複雑で、最も奥深く、そして最も美しい芸術作品があります。それは、他でもない「人間の肉体」です。
「整体を芸術と呼ぶなんて、大袈裟だ」と思われるかもしれません。しかし、私が提供する施術のゴールは、単に痛みが取れるという「治療」で終わるのではなく、「機能性と美しさが完璧に調和した、究極の機能美」を追求することにあります。
今日は、なぜ私が整体を一つの芸術として捉え、その「仕上がりの美しさ」にまで徹底的にこだわるのか、その哲学について深くお話ししたいと思います。
1. 芸術の定義:「不必要なものの排除」と「調和の追求」
美術や彫刻、音楽といった芸術の根幹には、「不必要なものを削ぎ落とし、本質的な美しさや調和を表現する」という哲学が流れています。
私は、私たちの体においても、この哲学が完全に当てはまると考えます。
① 彫刻の美学:ニュートラルな配列
彫刻家が作品の重心を完璧に定め、無駄な線や曲線を削ぎ落とすように、私たちの体も「ニュートラルな配列」を目指すべきです。
- 歪みはノイズ: 猫背、巻き肩、骨盤の傾きといった歪みは、体が持つ本来の機能美を覆い隠す「ノイズ」です。
- ニュートラルとは? ニュートラルとは、特定の筋肉が過剰に力むことなく、全ての骨格や関節が最も効率の良い位置にある状態。これは、重力に対して体が最も「楽」に立てる、力みのない機能的な配列です。
私が触診で追求するのは、このニュートラルな配列。痛みを引き起こしている筋膜のヨレ、関節の微細な詰まりといった「不必要なノイズ」を、緻密な手技で削ぎ落としていきます。
② 音楽の美学:機能的な連動性
オーケストラの調和がとれた演奏が美しいように、私たちの体の動きも、「機能的な連動性」が確保されて初めて、真の美しさを発揮します。
- 不協和音の正体: 肩が凝る、腰が痛いといった症状は、特定の筋肉が頑張りすぎ、他の筋肉がサボっている「不協和音」です。例えば、肩関節の動きが悪いと、肩甲骨が過剰に動き、不協和音が生まれます。
- 滑らかな演奏へ: 施術を通じて、筋膜の癒着を剥がし、関節の滑りを回復させます。これにより、全身の筋肉や筋膜が滑らかに連動し、動き出した時に特定の筋肉が頑張りすぎない「調和のとれた演奏」が可能になります。
2. 症状改善は通過点:究極の仕上がりとは何か?
一般的な整体や治療のゴールは、「痛みゼロ」という症状の改善です。もちろん、痛みを取ることは最も大切な使命ですが、私の追求するゴールは、その「通過点」の先、「究極の仕上がりの美しさ」にあります。
🔑 芸術としての「生命力」
真の美しさは、外見的な要素だけでなく、内側から溢れ出す「生命力」によって決まります。
- 内なる輝き: 整体で血流やリンパの流れが整うと、内側からエネルギーが満ち溢れます。この生命力こそが、肌のハリや、姿勢の「芯の強さ」として外見に現れます。
- 自己肯定感の向上: 体が整い、機能的に美しくなると、自分自身の体に対する信頼感、すなわち自己肯定感が自然と高まります。鏡を見て「美しい」と感じ、自信を持って行動できる体こそが、最高の芸術品です。
年齢を重ねるごとに失われがちな、この「生命力」と「ハリ」を、整体という技術を通じて回復させ、維持すること。それが、私がこの仕事を「芸術」と呼ぶ理由です。
3. 「力」ではなく「精度」が芸術を生む
この究極の機能美を追求するために、私は「力」や「スピード」といった表面的な要素を捨て、「触診の極致」と「緻密な調整」を選びました。
力任せな施術では、決してこの芸術的な仕上がりは実現しません。必要なのは、肉体の微細な真実を読み解く「精度」と、その真実に基づいた「静かなる介入」です。
あなたの体という名の芸術作品を、一過性の流行ではなく、生涯にわたって価値を放ち続ける「国宝」のように磨き上げること。それが、ボディケアグリーンズの哲学です。
あなたの体は、あなたが思っている以上に、美しくなる可能性を秘めています。ぜひ一度、その可能性を、私たちと一緒に探求しませんか。
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整体師 森田 ボディケアグリーンズ 代表