皆さん、こんにちは! 新潟市で21年間、ボディケアグリーンズという整体サロン&パーソナルトレーニングジムを経営している整体師の森田です。
「最近、足が上がらなくてつまずきやすい…」 「立って靴下を履こうとすると、ふらついてしまう…」
こうしたお悩みは、特に高齢のお客様からよく相談されることです。 多くの方が、その改善策として「もも上げ運動」を提案されるケースが多いのではないでしょうか?
もちろん、もも上げ運動自体は悪くはありません。しかし、それだけでは不十分なのです。 なぜなら、「足を上げる」という動作は、片足でしっかり立てて初めて可能になるからです。
今日は、「足が上がらない」本当の原因と、つまずきを防ぎ、いつまでも自分の足で歩き続けるための“本当の鍵”について、詳しくお話ししたいと思います。
「片足で立てない」が、すべての問題の始まりだった!
なぜ、「もも上げ運動」だけでは不十分なのでしょうか?
それは、足を上げるためには、まず片足でしっかりバランスを取らなければならないからです。グラグラする不安定な体幹では、どれだけ足を上げようとしても、体はバランスを保つことに必死で、スムーズに足を上げることはできません。
この「片足で立てない」状態の主な原因は、もも上げ運動で鍛えるももの前側(大腿四頭筋)の弱化よりも、むしろももの裏側(ハムストリングス)やお尻の筋肉(臀筋)の弱化の方がよっぽど深刻な問題なのです。
ももの裏側やお尻の筋肉は、立ち上がったり、歩いたりする際に、骨盤を安定させ、体を支える上で非常に重要な役割を担っています。これらの筋肉が弱っていると、骨盤が不安定になり、片足立ちがうまくできません。
その結果、足を上げる動作が難しくなり、つまずきやすくなる、立って靴下が履けない、といった問題が起こってしまうのです。
最新の運動科学や老年医学の研究でも、高齢者の転倒予防には、体幹やお尻、太ももの裏側の筋肉の強化が不可欠であることが、繰り返し指摘されています。
つまずきを防ぐ!「本当の鍵」は“体の後ろ側”を鍛えること
では、「足が上がらない」「つまずきやすい」という問題を根本から解決するためには、何をすれば良いのでしょうか?
私がお客様にまずお伝えしているのは、以下の2つのアプローチです。
1. 「お尻と太ももの裏」を強化する
- スクワット: お尻やももの裏側を効率的に鍛えることができる、最も効果的なトレーニングの一つです。椅子に座るようにゆっくりお尻を下げ、太ももが床と平行になるくらいまで下ろすように意識しましょう。
- ヒップリフト: 仰向けに寝て、膝を立て、お尻をゆっくり持ち上げる運動です。お尻とももの裏側に力が入っていることを意識して行いましょう。
- ウォーキング: 歩くことは、お尻とももの裏側を使う良い運動です。特に、歩幅を少し大きくし、お尻の筋肉を意識しながら歩くと、より効果的です。
2. 「バランス感覚」を養う
- 片足立ち: 転倒しないよう、壁などに手をついて、まずは片足立ちを数秒間キープしてみましょう。慣れてきたら、徐々に手を使わずに、キープする時間を伸ばしていきます。
- 足裏の感覚を意識する: 立つ時、歩く時、足の指全体で地面をしっかり掴むように意識しましょう。足裏の感覚が鋭くなると、バランスを取りやすくなります。
これらのトレーニングは、決して激しい運動ではありません。ご自身の体力に合わせて、無理のない範囲で、毎日少しずつ継続することが何よりも大切です。
「まだできる!」を諦めないでください
「もう歳だから…」と、体の不調を諦めていませんか?
しかし、私たちの体は、私たちが思っている以上に、何歳からでも変わり続けるポテンシャルを秘めています。
もも上げ運動で、足を上げることに固執するのではなく、その土台となる「片足でしっかり立てる体」をまず作り上げる。そうすることで、あなたの体は劇的に変わります。
もしあなたが、
- 足が上がらず、つまずきやすいと悩んでいるなら
- 立ち上がったり、歩いたりすることに不安を感じているなら
- いつまでも自分の足で、自由に歩き続けたいと願っているなら
ぜひ一度、ボディケアグリーンズにご相談ください。 私たちは、あなたの体の歪みや筋肉のアンバランスを丁寧に紐解き、一人ひとりに合った最適なトレーニングと施術で、あなたの体が本来持つ強さと安定性を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
「もう転ぶのが怖くない!」 「立って靴下を履けるようになった!」
そんな未来を、私たちと一緒に手に入れましょう!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。 あなたの健康と笑顔のために、全力でサポートさせていただきます。
整体師 森田 ボディケアグリーンズ 代表