「身体は柔らかければ柔らかいほど良い」「関節の可動域は広ければ広いほど良い」
こんな風に思っていませんか? ストレッチやヨガがブームの昨今、そう考えるのも無理はありません。しかし、新潟市で21年間、人々の身体と向き合ってきたボディケアグリーンズの考えは少し違っています。
今回は、30代から60代の、ご自身の身体を大切にしたいあなたにこそ知ってほしい、身体の「本当の姿」と「健康の秘訣」についてお話しします。
「柔らかすぎる」が招く落とし穴:身体はしなやかさだけでは足りない
もちろん、適度な柔軟性は大切です。でも、何でもかんでも柔らかければ良い、というわけではないんです。特に、私たちの美しい姿勢を維持するためには、ある程度の「硬さ」が必要な筋肉があるのです。
たとえば、背中、腰、お尻といった「背面」の筋肉。ここがフニャフニャに柔らかすぎると、どうなるでしょうか? 重力に負けて姿勢が崩れやすくなり、猫背や反り腰の原因にもなりかねません。これらの筋肉は、私たちの身体を支える「柱」のようなもの。適度なハリと強さがあることで、ピンと伸びた美しい姿勢を保つことができるのです。
最新の研究でも、単に筋肉を伸ばすだけでなく、「安定性」を向上させるトレーニングの重要性がますます注目されています。特に、脊柱や骨盤周りの深層筋群の適度な硬さが、運動パフォーマンスの向上や怪我の予防に繋がるとされています。
関節も「動きすぎ」は要注意!?歪みやすい肩関節、そして負担のかかりやすい膝関節の真実
関節の可動域も、闇雲に広げれば良いというものではありません。特に顕著なのが肩関節、股関節、そして膝関節です。
股関節は、歩く、走るといった日常動作の要。しかし、もし股関節が「緩みすぎている」と、どうなるでしょうか? 軸がブレやすくなり、膝や足首、さらには腰にまで負担がかかる可能性があります。適度な安定感があってこそ、スムーズで力強い動きが生まれるのです。
そして、肩関節。この関節は、人間の関節の中でも特に可動域が広いことで知られています。しかし、最近の研究では、可動域が広すぎるがゆえに、実は歪みやすいというデータも出てきているんです。過度なストレッチや無理な動きで肩の安定性を損なうと、肩こりや四十肩・五十肩、さらにはスポーツでのパフォーマンス低下にも繋がるリスクがあると言われています。
膝関節もまた、安定性が非常に重要な関節です。膝は体重を支え、衝撃を吸収する役割を担っていますが、周囲の筋肉や靭帯によって安定性が保たれています。もし、この膝周りの筋肉が弱かったり、過度に柔軟すぎたりすると、歩行時や運動時に膝がグラグラと不安定になり、半月板損傷や靭帯損傷といった怪我のリスクが高まります。また、長期的には変形性膝関節症の原因となることもあります。膝の安定性を保つことは、スムーズな動きだけでなく、将来的な膝のトラブルを予防するためにも不可欠なのです。
つまり、関節は、必要な範囲でスムーズに動くことと、不必要な動きを制限して安定性を保つことの、絶妙なバランスが重要なのです。
あなたの身体に必要な「硬さ」と「しなやかさ」を見つける
「じゃあ、どうすればいいの?」そう思いましたよね。
大切なのは、あなたの身体に合った「適度な硬さ」と「必要な柔軟性」を見つけることです。これは、単に筋肉を伸ばすストレッチだけでは実現できません。あなたの姿勢や日頃の身体の使い方を分析し、どこに安定性が必要で、どこに柔軟性が必要なのかを正確に判断する必要があります。
21年間、数えきれない身体と向き合ってきたボディケアグリーンズは、まさにその道のプロフェッショナルです。単に「揉みほぐす」だけでなく、あなたの身体のバランスを整え、美しい姿勢を維持するための「軸」を再構築いたします。
健康と美容は、一朝一夕で手に入るものではありません。しかし、身体の「本当の姿」を知り、適切なケアを始めることで、あなたの未来の姿勢と健康は大きく変わります。
さあ、あなたの身体は今、最高のバランスを保てていますか? 専門家の力を借りて、その答えを見つけに行きませんか?
カラダ使い・カラダ作り・姿勢の達人の店ボディケアグリーンズ森田