歩く速度と寿命、知能、容姿との関係

歩く速度と寿命の関係

歩く速度は、寿命と相関関係があるという研究結果が複数報告されています。  

  • ある研究では、歩く速度が速い人ほど、死亡リスクが低いという結果が出ています。
  • 別の研究では、歩く速度が1秒間に1メートル未満の人は、1秒間に1.5メートル以上の人と比べて、死亡リスクが2倍以上高いという結果が出ています。

歩く速度が速い人は、心肺機能や筋力が高い傾向があり、 これらが死亡リスクの低下に繋がると考えられています。  

歩く速度と知能の関係

歩く速度は、認知機能とも関連があるという研究結果があります。

  • ある研究では、歩く速度が速い高齢者ほど、認知機能テストの成績が良いという結果が出ています。
  • 別の研究では、歩く速度が遅い高齢者ほど、認知症のリスクが高いという結果が出ています。

歩く速度が速い人は、脳の血流が良く、脳の萎縮が少ない傾向があり、 これらが認知機能の維持に繋がると考えられています。  

歩く速度と容姿の関係

歩く速度は、容姿にも影響を与える可能性があります。

  • 歩く速度が速い人は、姿勢が良く、活動的に見える傾向があります。
  • また、歩く速度が速い人は、自信に満ち溢れ、魅力的に見えることもあります。

これは、歩く速度が速い人は、心肺機能や筋力が高い傾向があり、 健康的な生活を送っているためだと考えられます。

歩く速度を上げるための股関節の使い方

歩く速度を上げるためには、股関節の伸展動作が重要です。股関節の伸展動作とは、足を後ろに振り出す動作のことです。この動作を効率的に行うためには、臀部の筋肉腿裏の筋肉が重要になります。

臀部の筋肉と腿裏の筋肉の役割

  • 臀筋群(大臀筋、中臀筋、小臀筋)は、股関節を伸展させる主要な筋肉です。 これらの筋肉がしっかりと働くことで、地面を力強く蹴り出すことができます。  
  • ハムストリングス(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)は、腿裏にある筋肉で、股関節の伸展と膝の屈曲に作用します。 ハムストリングスが柔軟に動くことで、歩幅を広げることができます。  

膝から下だけでちょこちょこ歩かない

歩く際に、膝から下だけでちょこちょこ歩くのは、股関節の伸展動作が不十分であることを示しています。このような歩き方では、歩幅が狭くなり、歩く速度も遅くなってしまいます。また、地面を蹴り出す力が弱いため、推進力が得られず、疲れやすくなってしまいます。

地面をしっかり押す

歩く速度を上げるためには、地面をしっかりと押すことが重要です。そのためには、股関節をしっかりと伸展させ、臀筋群とハムストリングスを効果的に使う必要があります。

地面をしっかり押すことで、

  • 推進力が得られる: 大きな歩幅で歩くことができます。
  • 体幹が安定する: バランスを崩しにくくなります。
  • 運動効率が上がる: 疲れにくくなります。

歩く速度を上げるためのポイント

  • 股関節の可動域を広げる: 股関節の柔軟性を高めることで、股関節をスムーズに伸展させることができます。ストレッチやヨガなどが効果的です。
  • 筋力トレーニング: 臀筋群とハムストリングスを強化することで、地面を力強く蹴り出すことができます。スクワットやランジなどが効果的です。
  • 歩行フォームを意識する: 歩く際に、股関節を意識して動かすようにしましょう。歩幅を広げ、腕を振ることで、より大きな推進力を得ることができます。

歩く速度を上げることは、健康増進やダイエットにも効果的です。股関節の使い方を意識し、効率的な歩行を身につけるようにしましょう。

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