脚の左右差の矯正:整体の真実と効果

「脚の長さが左右で違うから、それを矯正する整体師」は確かに多く存在します。しかし、その施術にはどの程度意味があるのでしょうか?

脚長差に関する議論

最近では、「脚の長さを調整しても、ジャンプしたら元に戻る」「そもそも脚の長さを揃える必要がない」といった意見も出てきています。果たして、どちらが正しいのでしょうか?

従来の整体施術の問題点

現在普及している調整方法(筋肉マッサージ、股関節可動域訓練、ストレッチ、スラスト法など)では、施術後にジャンプをすると脚長差が元に戻ってしまう可能性はあります。

当院の考える「真の調整」

しかし、調整の精度を極限まで高めることで、脚長差を根本的に改善することは可能です。例えば、以下のようなポイントを徹底的に調整することで、その効果は全く異なります。

  • 筋肉の癒着完全除去: 全ての筋肉の癒着を丁寧に取り除く
  • 筋肉のねじれ解消: 全ての筋肉のねじれを徹底的に解消
  • 脊柱起立筋群の調整: 筋肉の柱である脊柱起立筋群の左右差・上下差を完全に揃える
  • 臀部筋肉の調整: 臀筋、梨状筋、大腿筋膜張筋などのバランスを整える
  • 靭帯・筋膜のリリース: 膨張・硬化した靭帯や筋膜を正常な状態に戻す
  • 骨膜経由でのねじれ取り: 脛骨や橈骨などの骨膜を通してねじれを解消
  • 関節の精密な調整: 肩甲骨と肋骨、橈骨と尺骨、脛骨と腓骨、肩甲上腕関節、距腿関節などの位置関係を、骨だけでなく靭帯や腱など周囲組織全てにおいて完璧に調整

上記以外にも、無数の調整ポイントを余すことなく完璧に調整することで、脚長差は根本的に改善されます。

施術効果を高めるために

さらに、以下の要素も重要です。

  • 姿勢・動作指導: クライアント一人ひとりに合わせ、姿勢や体の使い方、歩き方などの問題を的確に指導・実践する。
  • 筋力強化: 弱すぎる筋肉であれば強度を高める必要があるでしょう。

これらの要素が全て組み合わさることで、10回ジャンプしようが100回ジャンプしようが、後戻りしない調整が可能となるのです。

全身への効果

この高精度な調整は、脚長差だけでなく、腰痛、ぎっくり腰、四十肩五十肩、坐骨神経痛、腱鞘炎、膝関節症など、様々な症状に有効です。

最後に

整体師が行う調整の精度によって、結果は全く異なります。真に効果のある整体を受けるためには、高度な技術と知識を持った施術者を選ぶことが重要です。

コメントを残す

Related Post

ハムストリングスの癒着が怪我につながるハムストリングスの癒着が怪我につながる

ハムストリングスは、太ももの裏側にある筋肉群で、大腿二頭筋(長頭と短頭)、半膜様筋、半腱様筋の4つの筋肉から構成されています。これらの筋肉は、股関節と膝関節をまたいでいるため、両方の関節の動きに関与しています。 主な働き […]

o脚の原因は骨盤の斜傾であった美容師20代男性 K様o脚の原因は骨盤の斜傾であった美容師20代男性 K様

前回 内反膝=O脚 外反膝=X脚ということを書きましたが どうもK様の場合そういうことではないらしい 触察して感じたのが 骨盤の歪み 斜傾してる えっ? そんなの触らなくったって見た目でわかるでしょ? と思う方が多いかも […]

高齢者の臀部後方位歩行(お尻を引いた歩き方)高齢者の臀部後方位歩行(お尻を引いた歩き方)

高齢者が臀部後方位歩行をする理由について、可動域の減少、筋力の低下、疼痛の3点から解説します。 1. 可動域の減少 2. 筋力の低下 3. 疼痛 結論 高齢者が臀部後方位歩行をする背景には、可動域の減少、筋力の低下、疼痛 […]