
老い、衰え――それは一体、体のどこから始まるのでしょうか?
顔でしょうか、足腰でしょうか、あるいはぽっこりお腹でしょうか?
私の考えでは、99%の人が体の老化は背中から始まると信じています。
猫背という姿勢は、実に若い頃、
すでに小学生の頃から始まることが多いのではないでしょうか。
正確に言えば、猫背の原因は背中だけに限られませんが、
脊柱起立筋群、僧帽筋、広背筋といった背中の筋肉は、
正しい姿勢を形成し、それを維持するための重要な役割を果たしています。
しかし、残念ながら、この重要な筋肉が弱い人が多いのが現実です。
鏡を見れば、顔のたるみや肌の問題、ぽっこりお腹、垂れてきた胸など、さまざまな悩みが目に飛び込んできます。
しかし、背中はどうでしょう?
鏡に映らないため、つい気に留めることが少なくなりますが、
実は他人から最も多く見られるのが背中であり、衰えを感じるのも背中なのです。
心がざわつきながらこの文章を読んでいるあなた、大丈夫です。
安心してください。
猫背であろうが、老化であろうが、
そんなものは鍛えればいくらでも改善できるのです。
ここで重要なのは、肩甲骨を寄せないこと。
肩甲骨を寄せるための菱形筋は、先に述べた背中の伸展収縮において必ずしも重要ではありません。
重要度で言えば、まず脊柱起立筋群が第一、
次に僧帽筋(特に下部)、
その後に広背筋、
最後に大円筋とローテーターカフ(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)が続きます(下半身は一旦考慮せず)。
もし一度も背中を鍛えたことがないのなら、
そういう人こそ、効果は絶大です。
背中を鍛えることで、あなたの姿勢は改善され、
心も体も若返ることでしょう。
具体的に何をすればよいかについては、
次回以降でお伝えしたいと思います。
背中を意識し、美しく、楽しく、生き生きとした未来を手に入れましょう。
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