マッサージは弱ければいいってもんでもないし浅くていいってわけでもない

まずはこれ読んでください。

強すぎるマッサージは良くない

って書いてますが

じゃあ逆に

弱くていいかって言ったら

全くそんなことないです

それと

押し込むのはよくない

って書いてますが

じゃあ表面的な浅いところにしか届かないマッサージでいいかって言ったら

やっぱりそうではない

 

深いところまで届くように

強い圧をかけないと

肝心なポイントにリーチ(到達) できない

そういうケースはいくらでもあります

 

例えば

ひどい腰痛のお客様によくあるケースですが

股関節の屈曲(腿上げ、骨盤前傾)の役割を担う

大腰筋腸骨筋(合わせて腸腰筋)がガチガチに固い

と同時に

真逆である

股関節の伸展(脚を後ろにあげる、骨盤後傾)を担う大臀筋もガチガチ

特に印の箇所

つまり

股関節屈曲(骨盤前傾)方向にも固く

股関節伸展(骨盤後傾)方向にも固い

これだけでも十分なんですが

加えて

腰椎を固定化させる役割を持つ

腰方形筋まで固くなってしまってる

これでは

骨盤も腰椎も動くわけない

動くわけないけど

それでも

立ったり座ったりするたびに

動かさないわけにはいかないので

その周辺のどこかに

強烈な負荷がかかるんです

その負荷がかかってるポイントが痛い

そういうケースが多いのです

 

なので

この場合は

深いところにある腸腰筋(前)

厚みのある大腰筋(後)を同時にリリース(ほぐす)して

動けるようにしてあげるわけですが

これがなかなかパワーが必要なんですよ

もちろん

同時じゃなくて

一つ一つやってもいいんですけど

あまり効率がよくない

なぜなら

お互いがお互いを引っ張り合ってるので

一つリリース(ほぐす)のに余計に時間がかかってしまうのです

 

いつも私が言ってるように

必要以上に強く押し込むマッサージはよくないけれど

ものすごくパワーを必要とする場合も普通にある

ということです

それがわかってるかどうかがキモbodycare GREENS モリタ

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