トレーニングによる骨盤調整と腰痛防止(5)

前回

日頃からトレーニングしてない方は

脳→神経→筋肉の流れが滞ってるので

使ってない筋肉に刺激入れようとしても

なかなかうまくいかない。

でも

だからこそ

体の機能をアップするチャンスなのですよ。

というお話をしました。

 

外腹斜筋に続いては

脊柱起立筋群

その中でも特に腰腸肋筋 のトレーニング

腸肋筋は細かい筋肉の寄せ集めなんですが

大まかにいうと肋骨(胸郭)の下部と骨盤をつなぐ筋肉で

腰を反る時に使う筋肉です。

腰が反りぎみで

腰腸肋筋が常に緊張している

という方

特に姿勢の良い女性の場合とても多いです。

常に緊張しているのですから

鍛えるより

緩めた方がいいのでは?

まあ確かにそうです。

なので

朝起きた時とか寝る前に猫のポーズでリラックスさせて上げるといいでしょう。

左が猫のポーズ、右が牛のポーズ

でも

それでもトレーニングした方がいい理由があって

腰腸肋筋みたいに細い筋肉の寄せ集めだと

全ての筋肉を等しく緊張させるのってとても難しいのです。

もし、この細かい筋肉のどこか一箇所だけがすごく緊張したり

逆にどこかが緩みすぎたりすると

左右均等に姿勢を保つことが難しくなるんですよね。

実際ほとんどの方は(程度の差はありますが)そうなってます。

なので

筋肉にしっかり刺激を入れて緊張させることも

緩めることと等しく大事なことなんです。

ということで


全部おんなじかいっ!

っていうツッコミが聞こえてきそうですが

やってること一緒でも

効かせてる筋肉が全然違うんです。

今回は腰腸肋筋に効かせてます。

注意点としては

反りすぎない(逆に緩む箇所が出てしまう)

お腹に空気入れたまま(しつこいけどこれ本当に重要)

それと

前回の腹斜筋とは違い

腰腸肋筋はすでに誰でも使ってる筋肉なので

3秒じゃなくて

5秒かけてしっかり短縮させましょう。

それを10回。

 

違うこと書きたくなってきたけど

我慢してさらに続きます。

あなたも我慢してください。

bodycare GREENS モリタ

コメントを残す

Related Post

40代でも世界トップレベルで活躍するフィジーク・ボディービル選手:医学、運動生理学、スポーツ科学からの考察40代でも世界トップレベルで活躍するフィジーク・ボディービル選手:医学、運動生理学、スポーツ科学からの考察

性別を問わず、フィジークやボディービルディングといった競技において、40代の選手が世界トップレベルで活躍している事実は、単なる個人の努力や才能だけでは説明できません。医学、運動生理学、スポーツ科学の観点から見ると、40代 […]

体のむくみ、その原因と改善方法体のむくみ、その原因と改善方法

体のむくみは、医学的には浮腫と呼ばれ、皮下に余分な水分が溜まった状態を指します。 誰もが経験する身近な症状ですが、その原因は多岐に渡り、放置すると重大な病気のサインである可能性もあります。 今回は、最新の研究結果に基づき […]

高齢者のトレーニングについて高齢者のトレーニングについて

ボディケアグリーンズ(整体&トレーニング)では 今日も70代以上の方が結構ハードなトレーニングに励んでらっしゃいます。 高齢者に対するトレーニングのアプローチについて、運動生理学的な観点から詳しく解説します。 1. 高齢 […]