あらゆる動作は出力であると同時に入力でもある

固有感覚(proprioception)は自分自身(propriusはラテン語で「自分自身の」を意味する)に関する感覚である。骨格筋や関節包、皮膚に存在する感覚受容器は自分の身体、特に四肢と頭部に関する姿勢や動きの意識的な認識を可能にしている。

われわれは固有受容器(proprioceptor)らの感覚フィードバックなしでも身体を動かすことができるが、そのような動きはしばしば不器用で、調整が不完全であるため、複雑な課題に十分に適応できない。特に視覚情報に頼ることができない場合、この傾向は著しい。

Kandel E:カンデル神経科学(金澤一郎, 監訳), p468, メディカル・サイエンス・インターナショナル, 2014.

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意識的に体を動かそうとするとき

脳 → 脊髄神経 → 末梢神経 → 最終的に筋肉

という運動神経を電気パルスが走るのですが

 

それと同時に

 

筋肉や関節包や皮膚に存在する感覚受容器から

脳に向かってやはり電気パルスが走る

 

つまり

(反射的でない)意識的な動作は

脳から筋肉への出力であると同時に

筋肉から脳への入力でもあるのです。

 

bodycare GREENS 森田

 

 

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