猫背を気にされるI様

猫背と言いましても

その要因は様々であります。

I様の場合は

昔されていたという卓球とテニスの影響か

右の肩甲骨周辺の筋肉群が

上腕に引っ張られるように短縮している=いわゆる巻き肩

それに加えて

上腕に繋がる右の大胸筋までずいぶんと短縮してしまっている。そうなると右の肩(腕)を自分で外に開くことができなくなってしまうのです。

(I様の場合20代とお若いので症状は軽いですが、年齢とともに筋肉はより硬くなるのでそれがやがて40肩50肩になってしまうのです。)

 

まずは右肩メインで前も後ろもしっかり調整した後

左は左で

僧帽筋や肩甲挙筋それと肩甲骨の内縁がずいぶん頭の方向に引っ張られて

伸展した状態で収縮 っていうとややこしくなるので

伸びた状態で固まってしまっていたのをやはり時間をかけてじっくり調整しました。

あとは胸郭つまり肋骨のアライメント(配列=位置と角度)調整もしっかりして

頭の位置もずいぶん前に出ていたのでそれも調整して

 

全ての筋肉と骨格が

自然な位置、角度、柔軟性を取り戻した状態に仕上がりました。

 

アドバイスとしては

まずは頭の位置

その次に呼吸

その次に筋肉の使い方

を意識するように指導させていただきました。

 

bodycare GREENS 代表 森田

コメントを残す

Related Post

首をそらすことが首の不調につながる理由首をそらすことが首の不調につながる理由

首を反らす動作と頸椎への影響 人間の頭部はボーリングの球ほどの重さ(約4~6kg)があり、これを支えているのが首の後方にある筋肉群です。後頭下筋群、板状筋、脊柱起立筋、僧帽筋などが協調して働くことで、頭部を安定させ、スム […]

肩甲骨を動かさずに腕を動かすことの問題点肩甲骨を動かさずに腕を動かすことの問題点

肩甲骨を動かさずに腕を動かすことには多くの問題があり、特に「肩甲上腕リズム」という概念が重要です。このリズムは、肩甲骨と上腕骨の協調的な動きを指し、腕の動作において非常に重要な役割を果たします。以下に、解剖学的、運動生理 […]