【健康診断で要注意!】「下の血圧」が高いあなたへ!将来の認知症・脳梗塞を防ぐ”血管若返り術”

皆さん、こんにちは! 新潟市で21年間、ボディケアグリーンズという整体サロン&パーソナルトレーニングジムを経営している整体師の森田です。

健康診断で「血圧が高めですね」と言われた経験、ありませんか? 特に、「上の血圧は大丈夫だけど、下の血圧が高い」と指摘された方は、要注意です。

ご家庭で血圧を測定した場合、下の血圧が85mmHg以上になると高血圧とされています。上の血圧が135mmHg、または下の血圧が85mmHgのどちらか一方でもこの基準値を超えた場合、高血圧と診断されます。

「下の血圧って、そんなに重要だったの?」

そう思われた方もいるかもしれません。実は、この「下の血圧」こそが、特に30代、40代、50代の比較的若い世代にとって、将来の重大な健康問題に繋がる「危険なサイン」であると、私は強く警鐘を鳴らしたいのです。

今日は、下の血圧があなたの体に送るSOSと、将来の認知症、脳梗塞、心筋梗塞といった恐ろしい病気を防ぐための、今日からできる「血管若返り術」について、詳しくお話ししたいと思います。


「上の血圧」と「下の血圧」って、何が違うの?

まず、血圧の基本をおさらいしましょう。

  • 上の血圧(収縮期血圧): 心臓が収縮して血液を体全体に送り出す瞬間の圧力を示します。これは、心臓がどれくらいの力で血液を送り込んだかを表しています。
  • 下の血圧(拡張期血圧): 心臓が収縮した後に元に戻る(拡張する)際、大動脈にプールされた血液が流れる圧力を示します。これは心臓が血液を送り出していない時でも、血液が流れ続けるために大動脈が血液を貯める「拡張能力」を表しています。

下の血圧が高いのは「末梢の血流悪化」のサイン!

両方の血圧は健康にとって非常に重要ですが、それぞれ異なる原因と影響を持ちます。特に、下の血圧の高さは、最初の不調として現れることが多いと指摘されています。見過ごされがちですが、非常に重要なサインなのです。

なぜなら、下の血圧が高いということは、末梢(手足の先など)の血管が硬くなったり、細くなったりして、血流が悪くなっている可能性が高いからです。

  • 40代、50代で下の血圧が高い状態が続くと、70歳~75歳頃に認知症、脳梗塞、心筋梗塞になる確率が格段に上がると警告されています。
  • この年齢層では、まだ大きな血管への悪影響は出ていないものの、手足が冷たい、手足がカサカサするといった症状が見られることがあります。
  • これは、高血糖、糖尿病による血流障害、血管の慢性炎症、または毛細血管が消え始める「ゴースト血管」の兆候である可能性が指摘されています。

脳の血流が悪くなれば認知症のリスクが高まるほか、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病の合併症による手足の切断、視力障害など、様々な深刻な問題につながる可能性があります。

上の血圧が高い場合と下の血圧が低い場合

  • 上の血圧が高い場合: これは心臓への負担が大きいことを意味します。足に溜まった血液が心臓に十分に返らない状態が長く続くと(例:デスクワークや長時間立ちっぱなし)、心臓には大きな負荷がかかります。60歳、70歳といった高齢になると、特に上の血圧に注意が必要とされています。
  • 下の血圧が低い場合: 60歳を過ぎると、大動脈の拡張性が低下し、心臓が血液を送り出していない時にプールできる血液の量が少なくなるため、下の血圧が下がる方がほとんどです。しかし、40代、50代でも下の血圧が下がりすぎているケースがあり、これはストレス、特定の疾患(例:バセドウ病、弁の機能不全)が原因である可能性が考えられます。このような場合は内科医への相談が推奨されています。

下の血圧を改善!今日からできる「血管若返り術」

下の血圧が高い状態は、末梢の血流の悪さが根本的な問題であることが多いです。この末梢の血流の抵抗を緩めるために、以下の方法がおすすめです。

1. 食事による改善:スパイス「ヒハツ」の力!

特におすすめなのが、ヒハツ(ロングペッパー)というスパイスです。これを摂取することで、末梢の血流が非常に良くなるとされています。味噌汁やカレー、炒め物など、食材に少量を振りかけて毎日摂取することが勧められています。

2. NO(一酸化窒素)トレーニング:血管を柔らかくする!

血管には「平滑筋」という筋肉があり、これが凝り固まっていると血流が悪くなります。体内で「一酸化窒素(NO)」が生成されると、血流が良くなり、血管も柔らかくなることがノーベル賞を受賞した研究で明らかになっています。

このNOの生成を促すためのトレーニングをご紹介します。

方法のルール:

  1. 筋肉にじわーっと抵抗をかけ、それを一気に解放すること。解放すると血流が一気に流れます。
  2. これに「鼻呼吸」を組み合わせること。鼻から息を吸うこと自体がNO生成に重要とされています。

具体的なエクササイズ:

  1. 口を閉じ、鼻から息を吸いながら、筋肉を5秒間収縮させたままにします。
    • 例として、股関節の内ひねり(仰向けで膝を立て、膝を内側に倒すように力を入れる)や、腕の内ひねり(肘を曲げて脇を締め、手のひらを内側に向けるように力を入れる)が挙げられます。
  2. 5秒経ったら、ふわんっと一気に力を緩めます。そうすると血流が一気に流れ、NOの生成が加速するとされています。
  3. この動きを各部位で2回行うことが推奨されています。

このNOトレーニングは、寝る前に行うとリラックス効果があり、鼻呼吸を促すため睡眠時の無呼吸にも効果的とされています。さらに、下の血圧にも良い影響が期待できます。


あなたの未来の健康は、今日の「血圧ケア」から!

血圧の上と下のそれぞれの意味を理解し、適切なケアを行うことで、将来の認知症、脳梗塞、心筋梗塞などの様々な問題を回避していくことができます。

下の血圧が高いと指摘されたら、それはあなたの体が「末梢の血流改善」を求めているサインです。食事や運動、そして今回ご紹介したNOトレーニングを日常生活に取り入れ、積極的に血流を改善していきましょう。

もし、これらのセ調ケアを試しても問題が改善しないと感じた場合は、早めに内科医に相談することをお勧めします。

ボディケアグリーンズでは、こうした体の内側からの健康づくりをサポートするため、血流改善に繋がる整体や、正しい呼吸法、運動習慣のアドバイスも行っています。

「もっと健康で、活動的な毎日を送りたい!」 「将来の病気のリスクを減らしたい!」

もしあなたがそんな願いを持っているなら、ぜひ一度、ボディケアグリーンズにご相談ください。 私が全力で、あなたの健康をサポートさせていただきます。

ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ。 [電話025-225-8180]

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 あなたの健康と笑顔のために、全力でサポートさせていただきます。

整体師 森田 ボディケアグリーンズ 代表

コメントを残す

Related Post

腎臓のリサイクル機能について腎臓のリサイクル機能について

腎臓は、血液のフィルターとしての役割だけでなく、濾過された後に残った物質を再利用する重要な機能も持っています。このプロセスは、体内の水分や電解質のバランスを保つために不可欠です。 1. 腎臓の基本的な機能 腎臓は、以下の […]

【知らないと老ける?】40代からの見た目と体の衰え… 最新科学が暴く「糖化」という名の隠れた犯人【知らないと老ける?】40代からの見た目と体の衰え… 最新科学が暴く「糖化」という名の隠れた犯人

鏡を見るたび、「あれ、前はもう少しハリがあったのにな…」と感じたり、階段の上り下りで息切れしやすくなったり、健康診断の結果にちょっとため息をついたり… 40代、50代、60代と年齢を重ねるにつれて、体の変化を感じることは […]