皆さん、こんにちは! 新潟市で21年間、ボディケアグリーンズという整体サロン&パーソナルトレーニングジムを経営している整体師のグリーンズ森田です。
「なんだか気分が上がらない…」 「やる気が出ない…」 「集中力が続かない…」 「夜、なかなか眠れない…」
そんな風に感じること、ありませんか? もしかしたら、その原因は、あなたの脳内で密かに活動している「脳内物質」のバランスが崩れているせいかもしれません。
私たちの感情、思考、行動、そして体の機能まで、すべてを司っているのが、脳内で分泌される微量な化学物質、すなわち「神経伝達物質」です。これらは、まるで脳という巨大なコンピューターの配線を繋ぐ「信号」のような役割を果たしています。
今日は、あなたの人生をより豊かに、そして健康的にするためのカギとなる、主要な7つの脳内物質にスポットを当て、それぞれの役割、バランスが崩れた時の課題、そしてどうすれば分泌を促せるのかを、分かりやすく解説していきたいと思います。
あなたの「感情」と「行動」を司る!主要な7つの脳内物質
私たちの脳内には、実に100種類以上の神経伝達物質が存在すると言われています。その中でも、特に私たちの心身の健康に大きな影響を与える主要な7つをご紹介しましょう。
1. ドーパミン:やる気と快感の「報酬物質」
- 役割: 喜び、快感、意欲、学習、運動制御に関わります。「ご褒美」を感じた時に分泌され、「もっとやりたい!」というモチベーションを生み出します。
- 課題: 不足すると、意欲の低下、集中力の欠如、無気力感、パーキンソン病などの運動障害に繋がることがあります。過剰だと依存症や統合失調症との関連も指摘されます。
- 分泌を促すには:
- 目標達成: 小さな目標でも良いので、達成感を味わうことで分泌が促されます。
- 運動: 特に有酸素運動はドーパミン放出を促します。
- 新しい体験: 新しいことに挑戦したり、好奇心を満たしたりすることも有効です。
- 良質な睡眠: 睡眠不足はドーパミン受容体の感受性を低下させます。
2. セロトニン:幸福感と心の安定をもたらす「心のバランス物質」
- 役割: 気分、睡眠、食欲、学習、記憶、体温調節など、多岐にわたる生理機能に関与します。精神を安定させ、幸福感や安心感をもたらすことから「幸せホルモン」とも呼ばれます。
- 課題: 不足すると、うつ病、不安障害、不眠症、慢性的な疲労、過食などに繋がることがあります。
- 分泌を促すには:
- 日光浴: 朝の光を浴びることでセロトニンの分泌が促されます。
- リズム運動: ウォーキングや咀嚼(よく噛むこと)など、一定のリズムを刻む運動が有効です。
- トリプトファン(必須アミノ酸)の摂取: 肉、魚、乳製品、大豆製品などに含まれるトリプトファンがセロトニンの材料となります。
- 腸内環境の改善: セロトニンの約9割は腸で作られるため、腸内環境を整えることが非常に重要です。
3. ノルアドレナリン:集中力と覚醒の「興奮物質」
- 役割: 集中力、覚醒、注意、記憶、ストレス反応に関わります。危機的な状況で分泌され、心拍数や血圧を上げ、体を戦闘態勢にする働きがあります。
- 課題: 不足すると、意欲の低下、集中力の欠如、無気力感に繋がります。過剰だと、不安、パニック、高血圧、不眠といったストレス反応が強く出すぎることがあります。
- 分泌を促すには:
- 適度なストレス・挑戦: 新しい課題に取り組むなど、適度なストレスや興奮状態が分泌を促します。
- 運動: 特に集中力を要する運動が有効です。
- チロシン(アミノ酸)の摂取: チーズ、大豆、魚、肉などに含まれるチロシンがノルアドレナリンの材料となります。
4. アセチルコリン:記憶と学習の「司令塔」
- 役割: 記憶、学習、注意力、筋肉の収縮、睡眠(レム睡眠)に関わります。脳の覚醒度をコントロールし、集中力を高めることで作業記憶(ワーキングメモリ)を強化します。
- 課題: 不足すると、記憶力や学習能力の低下、認知症(アルツハイマー病)との関連が指摘されています。
- 分泌を促すには:
- 知的活動: 読書、学習、パズル、脳トレなど、集中力を要する活動が有効です。
- コリン(栄養素)の摂取: 卵黄、レバー、大豆製品などに含まれるコリンがアセチルコリンの材料となります。
- 良質な睡眠: 特にレム睡眠中に活発に分泌されます。
5. GABA(ギャバ):リラックスと鎮静の「抑制物質」
- 役割: 脳の興奮を抑え、リラックス効果、抗不安作用、睡眠促進作用をもたらします。ストレスを緩和し、精神を落ち着かせる働きがあります。
- 課題: 不足すると、不安、不眠、イライラ、パニック発作、てんかんなどに繋がることがあります。
- 分泌を促すには:
- リラックス: 深呼吸、瞑想、ヨガ、アロマテラピーなど、リラックスできる活動が有効です。
- GABAを含む食品の摂取: 発芽玄米、トマト、漬物、チョコレートなどに含まれます。
- 腸内環境の改善: 腸内細菌がGABAを生成することも知られています。
6. エンドルフィン:痛みを和らげ、幸福感をもたらす「脳内麻薬」
- 役割: 脳内でモルヒネのような作用を持ち、鎮痛効果や多幸感をもたらします。「ランナーズハイ」の現象に関与すると言われています。
- 課題: 分泌不足は慢性的な痛みや気分の落ち込みに繋がる可能性があります。
- 分泌を促すには:
- 適度な運動: 特に長時間の有酸素運動や、少しきついと感じる運動で分泌されます。
- 笑うこと: 笑いはエンドルフィンの分泌を促す強力な手段です。
- 感動体験: 音楽鑑賞、芸術鑑賞、美しい景色を見るなど、心が震えるような体験も有効です。
7. オキシトシン:信頼と愛情の「絆ホルモン」
- 役割: 人との触れ合い、信頼、愛情、共感、ストレス緩和に関わります。「抱擁ホルモン」とも呼ばれ、社会的な絆を深める作用があります。
- 課題: 分泌不足は孤独感、社会性の低下、ストレス耐性の低下に繋がる可能性があります。
- 分泌を促すには:
- スキンシップ: 家族やペットとの触れ合い、ハグなどが有効です。
- 人との交流: 信頼できる人との会話や、共感する体験。
- マッサージ: 優しく触れられることで分泌が促されます。
脳内物質の「黄金バランス」を整える!
これらの脳内物質は、それぞれが独立して働くのではなく、複雑に連携し、互いに影響し合いながら、私たちの心身のバランスを保っています。
どれか一つだけを増やせば良いというものではなく、全体的なバランスを整えることが、真の健康と幸福への鍵となります。
例えば、
- ドーパミンでやる気を出し、新しいことに挑戦する。
- セロトニンで心を安定させ、日々のストレスに負けない。
- アセチルコリンで集中力を高め、効率的に学習する。
- GABAでリラックスし、質の良い睡眠を取る。
このサイクルをスムーズに回すことが、最高のパフォーマンスと充実した毎日を送る秘訣です。
ボディケアグリーンズでは、単に体の痛みを取るだけでなく、お客様一人ひとりの生活習慣や心の状態にも寄り添い、脳内物質のバランスを整えるためのアドバイスや、自律神経を調整する施術も行っています。
「最近、どうも調子が出ない…」 「もっとポジティブになりたい!」 「質の良い睡眠を取りたい!」
もしあなたがそんな願いを持っているなら、ぜひ一度、ボディケアグリーンズにご相談ください。 あなたの脳と体の「黄金バランス」を取り戻し、最高の自分に出会うお手伝いをさせていただきます。
ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ。 [電話025-225-8180]
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 あなたの健康と笑顔のために、全力でサポートさせていただきます。
整体師 グリーンズ森田