ダイエットにおける有酸素運動と筋力トレーニング、それぞれの役割と選択

職場環境によるストレスから暴飲暴食に走り、短期間で体重が8kgも増加してしまったというご相談を昨日のお客様から頂きました。

痩せるためには?有酸素運動?

「痩せるためには、一体どうすれば良いのでしょうか?やはり有酸素運動でしょうか?」

このような質問をよく受けます。

有酸素運動と無酸素運動の比較

有酸素運動と無酸素運動(筋力トレーニング)を比較する際、運動時間という観点から見ると、確かに有酸素運動に軍配が上がります。

ウォーキングやジョギングといった有酸素運動は、一般的に30分~1時間程度の運動時間を確保します。一方、筋力トレーニングは、1時間ジムにいたとしても、実際の運動時間は休憩を挟みながら行われるため、10分程度という人も少なくありません。

さらに、有酸素運動を行う人の方が運動頻度も高い傾向にあります。

つまり、単純に運動時間と消費カロリーで比較すると、有酸素運動の方が有利と言えます。

しかし、話はそう単純ではない

しかし、「有酸素運動=痩せる」と単純に結論付けることはできません。なぜなら、筋力トレーニングには、24時間代謝の良い状態を維持できるという大きなメリットがあるからです。

筋肉量が増えれば、基礎代謝が上がり、太りにくい体質へと変化します。

さらに、背中やお尻の筋肉量が増えれば、姿勢が良くなり、全身の代謝も向上します。

「痩せる」の裏にある「美しくなりたい」という願望

「痩せたい」という言葉の裏には、「美しくなりたい」という願望が隠されていることが多いのではないでしょうか?

筋力トレーニングは、姿勢を改善し、メリハリのある美しいボディラインを作るのに効果的です。

結論

  • すぐに痩せたいとりあえず痩せたいのであれば、有酸素運動がおすすめです。
  • 時間がかかっても良いから、美しく、強い体を作りたいのであれば、筋力トレーニングがおすすめです。
  • どちらもできるのであれば、それに越したことはありません。

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