後頭部、首の緊張と頭痛、脳疾患との関係

みなさまおはようございます。
今日からしばらく天気がいいみたいですね。
昨夜の井上尚弥の試合で興奮冷めやらぬ状態ですが
まあ頑張っていきましょう!


ということで今日は
後頭部、頚部の筋肉の緊張頭痛、脳の疾患との関係について
解剖学的な観点から説明しましょう。

1. 頭痛の種類と筋肉の緊張

緊張型頭痛

  • 原因: ストレスや不良姿勢、筋肉の緊張が主な原因です。後頭部や頚部の筋肉(特に、僧帽筋、後頭下筋群、斜角筋など)が緊張すると、頭痛を引き起こすことがあります。
  • メカニズム: 筋肉が緊張すると、周囲の神経が圧迫され、痛みが生じます。また、筋肉の緊張が持続すると、血流が悪化し、酸素不足や疲労物質の蓄積が痛みを引き起こします。

2. 後頭部・頚部の筋肉と神経の解剖

主な筋肉

  • 僧帽筋: 首から肩、背中にかけて広がる大きな筋肉で、緊張が頭痛を引き起こすことがあります。
  • 後頭下筋群: 後頭部に位置し、頭の動きや姿勢を調整します。この筋肉が緊張すると、後頭部に痛みを感じることがあります。
  • 斜角筋: 頚部の側面にあり、呼吸や首の動きに関与します。この筋肉が緊張すると、神経を圧迫し、痛みを引き起こす可能性があります。

神経系

  • 後頭神経: 後頭部の皮膚感覚を支配しており、筋肉の緊張が神経を圧迫すると、頭痛が生じることがあります。
  • 頸神経: 頚部の筋肉や皮膚への感覚を伝達し、緊張が神経を刺激することで痛みを引き起こすことがあります。

3. 脳の疾患との関係

脳卒中や脳腫瘍

  • 影響: 脳の疾患(脳卒中や脳腫瘍など)は、周囲の筋肉や神経に影響を与えることがあります。例えば、脳腫瘍がある場合、周囲の組織を圧迫し、筋肉の緊張を引き起こすことがあります。
  • 症状: 脳疾患に伴う頭痛は、筋肉の緊張に起因するものとは異なる場合があり、急激な変化や持続的な痛みが特徴です。

4. 筋肉の緊張と治療法

  • ストレッチとマッサージ: 筋肉の緊張を和らげるために、ストレッチやマッサージが効果的です。
  • 姿勢改善: 不良姿勢を改善することで、筋肉の緊張を軽減し、頭痛の予防につながります。
  • リラクセーション法: 瞑想や深呼吸などのリラクセーション法も筋肉の緊張を緩和します。

まとめ

後頭部や頚部の筋肉の緊張は、頭痛の主要な原因の一つであり、脳の疾患とも関連がある場合があります。解剖学的に見ても、筋肉と神経の相互作用が痛みを引き起こすメカニズムを理解することが重要です。適切な治療法や予防策を講じることで、症状を軽減することができます。

頭痛?肩こり?それならボディケアグリーンズ 森田

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