カラダの痛みとは?

身体の痛みには

大きく分けると2種類あります。

 

一つは

身体の危険を伝える痛みである

侵害受容性疼痛(しんがいじゅようせいとうつう)

切り傷、火傷、打撲、骨折などの怪我をすると

その部分に痛みを起こす物質が生じます。

この物質が末梢神経にある侵害受容器という部分を刺激して

それで痛みを感じる

それを侵害受容性疼痛と言います。

 

もう一つは

神経の痛みである

神経障害性疼痛(しんけいしょうがいせいとうつう)

なんらかの原因で

神経が障害されることで

神経が敏感になり

痛みの信号が出過ぎてしまう

これを神経障害性疼痛と言います。

 

私たち整体師は

切り傷や火傷や骨折などの

侵害受容性疼痛には言うまでもなく

まったく対応できません。

 

その分

私たち整体師は

神経障害性疼痛のことだけを徹底的に考える必要があります。

 

各種マッサージ

ストレッチ

骨格矯正

修正エクササイズ

呼吸法

その他にも

いろんな手法を使うわけですが

全ては

神経障害からのリリース(解放)を目的とするべきだと考えます。

 

筋肉をほぐすことを目的としてはいけない

関節可動域の拡張だけを目的としてはいけない

いや

いけないってわけではないんですが

それだけでは

まったく足りない

のです。

 

実際

ゆるゆるに筋肉が緩んでいるにも関わらず痛い

ヨガやストレッチで

いくらでも関節動くのに痛い

 

こんな方は山ほどいます。

 

筋肉のリリース(ほぐす)

筋膜のリリース(癒着をとる)

関節の柔軟性改善

骨格のアライメント(整列)

その全てが

最終的に

神経系の改善

に繋がってるかどうか

そこが整体師のステージを決める。

 

なぜなら

神経系

全ての筋肉

はもちろん

呼吸器

循環器

消化器

生殖器

など

例外なく全ての器官に影響を与える

のですから。

 

クレームは施術を見直す絶好の機会ですbodycareGREENS モリタ

コメントを残す

Related Post

眠っている筋肉を呼び覚ませ眠っている筋肉を呼び覚ませ

もう静的も動的も ストレッチは要らなくなるかもしれません。 きれいにまっすぐ腕が上がらない 肘が完全に伸びない 膝が完全に伸びない 前屈ができない 前屈するとひざの裏が痛い 前屈すると腰裏が痛い 背屈ができない などなど […]

整体で筋肉を調整するってどういうこと?その2整体で筋肉を調整するってどういうこと?その2

『サボってる筋肉』について説明する前に まずは例として 肩甲骨に繋がってる筋肉のいくつかを見ていきましょう ↑肩甲骨の背面内側から上腕に向かって走る 棘上筋(上腕外転)、棘下筋(上腕外旋)、小円筋(上腕外旋と内転) &n […]

自動車のアラインメント、人間のアラインメント自動車のアラインメント、人間のアラインメント

アラインメント(alignment) 自動車のアラインメントと人間の骨格や筋肉のアラインメントは、一見すると全く異なるもののように思えますが、「全体が正しく整列し、効率的に機能する」という基本的な概念においては共通点が多 […]