投資のセンスを磨く

行動ファイナンスの世界では、投資家が合理的な判断ができれば陥らないような非合理的投資行動の傾向性を人間の判断の「バイアス(偏向)」として把握する。合理的な投資行動に照らして非合理的な判断が「バイアス」と呼ばれるのだとすると、投資の「センス」を磨く方策は、「バイアス」を取り除くことにあるはずだ。

 そう考えると、投資家にとって、「投資のセンス」を磨くということは、大まかには自分のバイアスを除去する努力を意味することになる。

 行動ファイナンスで定番的に取り上げられる主なバイアスは以下の通りだ。

(1)「オーバーコンフィデンス」:自分の判断を過剰に評価する傾向。

(2)「メンタル・アカウンティング」:それを得たプロセスによってお金の価値が違って見える現象。

(3)「時間選好率の歪み」:人間は目先の金銭的利得を過剰に重く評価する傾向がある。

(4)「プロスペクト理論」:不確実性を伴う意思決定にあって、損を過大評価するような傾向を帰納的に集約した仮説。

(5)「後悔回避」:後悔することをあらかじめ避けようとして起こる非合理的な行動(たとえば状況に関係なく自分の買い値から何%下がったら売りと決めつける損切りルールのような行動)。

 これらの傾向を矯正できるトレーニングがあれば、それをこなすことによって、投資の「センス」が改善することになるのではないか。

 

投資のトレーニングはどのように可能か よりhttps://www.excite.co.jp/news/article/Tousiru_23702/

わかりやすくいうと…

自分が間違えてるはずはない

↑(1)「オーバーコンフィデンス」

地道に働いた金とギャンブルで得た金を同じに見れない

↑(2)「メンタル・アカウンティング」

目先の利益にどうしても逆らえない

↑(3)「時間選好率の歪み」

損してる状況は我慢できない、どうにかして挽回したくなる

↑(4)「プロスペクト理論」

ここぞのリスクを取れない

↑(5)「後悔回避」

 

ってことかな?

たぶん大きく間違ってはいないと思います。

どうですか?

投資してる人はもちろん

お金に振り回されてる全ての人に

役立つのではないでしょうか?

少なくとも私には目から鱗でした。

bodycare GREENS モリタ

コメントを残す

Related Post

「カラダオタク」がなぜ「究極の心地よさ」を追求するのか?整体師が語る機能と癒やしの哲学「カラダオタク」がなぜ「究極の心地よさ」を追求するのか?整体師が語る機能と癒やしの哲学

皆さん、こんにちは。新潟市で22年間、ボディケアグリーンズという整体サロン&パーソナルトレーニングジムを経営している整体師の森田です。 私のブログやSNSを長らく読んでくださっている方なら、私が極度の「カラダオタク」であ […]

自己の成長が世界を豊かにする自己の成長が世界を豊かにする

心、体、経済、文化、あらゆる側面において豊かになることを「成長」と捉えるならば、それは人間の内なる力を開花させ、世界をより良い方向へと導く、力強い推進力となるでしょう。 私たち一人ひとりが、日々の成長を強く意識することで […]

体育の授業とか部活とか そもそも何のためにあるのか?体育の授業とか部活とか そもそも何のためにあるのか?

  小中高と 実に12年間も 体育の授業を受けてきて   『その影響で』   体を動かすことの意義をちゃんと理解できた   (義務ではなく)運動するのが好きになった  そんな人どれだけいるのかな?   ランニングとか ウ […]

マキャベリとルソーに学ぶ人生論:バランスの重要性マキャベリとルソーに学ぶ人生論:バランスの重要性

【1】マキャベリとルソー:対照的な人間観 【1.1】マキャベリ:リアリズムと戦略 【1.2】ルソー:理想主義と社会契約 【2】マキャベリ的人生論:戦略と自己実現 【2.1】目的意識と計画性 【2.2】自己PRと交渉力 【 […]