膝 ふくらはぎ すね 下腿の痛み F様

介護のお仕事がとても忙しい

加えて体重が少〜し重め

 

さらに冬に転倒して捻挫してからというもの

膝もすねもふくらはぎも全部痛いし

おまけに足首の動きも悪い

下腿の場合

ストレッチ(筋肉を伸ばす)や

関節モビライゼーション(関節の可動範囲を広げていく)によって

筋肉の調整をするケースが多いのですが

 

F様の場合

ふくらはぎ(腓腹筋/ヒラメ筋など)も

すね(下腿筋膜/前脛骨筋など)も

ものすごく短縮していて

その割に足関節(足首)の硬さはそれほどでもない

だから足首を動かしてもなかなか下腿の筋肉へ届かない

空回りしてしまうのです。

 

本人の感覚では足首の動きが悪いということなのだが

実は足首そのものの硬さ(柔軟性のなさ)というより

下腿全体の筋肉の短縮により

足首や足裏や足指の動作が難しくなっているのです。

 

ガチガチに硬くなったゴムの端に柔らかいゴムを結び

それを伸ばした状態を想像してみてください。

柔らかいゴムばかり伸びて

硬いゴムは硬いままです。

 

じゃどうすればいいかというと

直接硬くなってる(短縮してる)筋肉を

外に引き出し(拡張させ)ながら

ゆっくり伸ばしたり 縮めたりを繰り返す

筋肉や筋膜がフレッシュな状態に戻るまでひたすら繰り返すのです。

 

F様の場合

筋肉がかなり大きく 全体を掴むのが大変

しかもガチガチに短縮しているので かなりパワーが必要。

時間もかかる。

でも焦りは禁物。

 

筋肉などの軟部組織だけでなく

骨格のアライメント(配列)も含め

必要な部分に

必要なパワーで

必要な方向に

必要な時間アプローチすれば

症状改善効果は期待できる。

長年の経験により

私はそう確信しております。

 

bodycare GREENS 代表 森田