こんにちは！新潟の地で21年間、整体師・パーソナルトレーナーとして皆さんの心と体に向き合ってきた森田が、今日お話ししたい、少し怖いけれども非常に大切なテーマがあります。
それは、私たち現代人にとって、もはや体の一部と言っても過言ではない「スマートフォン」が引き起こす、ある「脳の変化」についてです。
「あれ？何を取りに来たんだっけ？」「人の名前がパッと出てこない…」「長い文章を読むのが億劫になった」
もしあなたが最近、こうした「物忘れ」や「集中力の低下」を感じることが増えたなら、もしかしたらそれは、医学的な認知症とは少し違う、現代特有の現象…俗に言われる【スマホ認知症】のサインかもしれません。
この言葉を聞いて、「ドキッ」とされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回は、私が日々の施術やトレーニングの現場でも感じている、この「スマホ認知症」の実態、なぜこれが起こるのかという科学的な理由、そして今日からできる効果的な対策までを、分かりやすく、そして希望を持って解説していきます。
この情報は、特に脳の健康も体の健康と同じくらい大切だと考える、意識の高いあなたにこそ、ぜひ知っていただきたい内容です。
「スマホ認知症」って、本当の認知症とはどう違うの？（でも、なぜ危険視される？）
まず、明確にしておきたいのは、「スマホ認知症」は、アルツハイマー病などの医学的に診断される「認知症」とは異なります。脳の神経細胞が不可逆的に変性・死滅していく本来の認知症とは違いスマートフォンの過度な利用習慣によって引き起こされる、脳の機能的な低下や一時的な症状の総称です。多くの場合、生活習慣を見直すことで改善が見込めます。
では、なぜ私たちはこれを危険視する必要があるのでしょうか？
それは、脳の使い方の「偏り」や「サボり」によって、本来持っている脳の力が十分に発揮されなくなってしまうからです。そして、その状態が長く続けば、本当に脳の健康に長期的な影響を与える可能性も否定できないからです。
なぜスマホの使いすぎが脳の「サボり」を招くのか？科学が示すメカニズム
私たちの脳は、良くも悪くも非常に「効率化」を好みます。そして、スマートフォンは、脳がサボるための「究極の外部装置」になってしまっている側面があるのです。
具体的に、スマホが脳の機能低下を招く主なメカニズムは以下の通りです。
- 「外部記憶装置」化による脳の記憶領域の不使用: 電話番号、地図、待ち合わせ場所、調べたい情報…私たちは、すぐにスマホに頼ります。これにより、本来脳が情報を一時的に保持したり、整理したり、検索したりするプロセス（ワーキングメモリやエピソード記憶など）を使わなくなり、これらの機能が衰えていきます。脳は使わない機能を容赦なくサボらせるのです。
- 「注意力の断片化」とマルチタスクの罠: SNSの通知、新着ニュース、メッセージ…スマホは私たちに絶え間なく新しい情報を与え、注意を引こうとします。これにより、一つのことにじっくり集中する力が養われにくく、常に注意があちこちに飛び散る「注意力の断片化」が起こります。深い思考や問題解決能力が低下します。
- 「情報過多」と脳のオーバーヒート: インターネット上には情報が溢れています。私たちはそれを高速でスクロールし、断片的に処理します。脳は常に大量の情報に晒され、適切に処理・整理・統合する暇がありません。これが続くと、脳は疲弊し、フリーズしたパソコンのようにパフォーマンスが低下します。
- 「デジタル漬け」による脳の休息不足: 脳は、何もしていないボーっとした時間や、質の良い睡眠中に、情報の整理や記憶の定着を行います。しかし、寝る直前までスマホを見たり、待ち時間や移動時間も常にスマホを触ったりしていると、脳にはこうした重要な「休息・整理時間」がなくなります。
- スマホ姿勢による身体的な影響（ここ、整体師的に重要！）: 長時間スマホを見続けることで起こる「ストレートネック」や巻き肩、猫背といった悪い姿勢は、首や肩の血行を悪くし、脳への血流にも影響を与える可能性があります。また、体の緊張は自律神経を乱し、脳の疲労をさらに加速させます。体が疲れると、脳も疲れる。これは私が日々の現場で強く感じていることです。
こうしたメカニズムが複合的に絡み合い、「スマホ認知症」と呼ばれるような、物忘れや集中力低下といった症状を引き起こしているのです。
もしや私も？「スマホ認知症」かも？見過ごせないサイン
以下の項目に当てはまるものが多いほど、「スマホ認知症」の傾向があるかもしれません。チェックしてみましょう。
- 人の名前や顔がすぐに出てこなくなった
- 簡単な計算間違いが増えた
- 物を置いた場所をすぐに忘れる
- スマホがないと不安になる、手持ち無沙汰になる
- 調べ物をしても、後で内容を思い出せないことが多い
- 長い文章や本を読むのが苦痛になった
- 誰かと話している最中も、ついスマホを触ってしまう
- 複数のことを同時に考えると混乱する
- 集中力が続かず、気が散りやすい
- 寝る直前までスマホを見ている
- 首や肩が慢性的に凝っていて、頭痛がすることも多い
いかがでしたか？もし複数当てはまるものがあっても、落ち込む必要はありません。気づいた今が、変わるチャンスです！
大丈夫、まだ間に合う！あなたの脳を「スマホ疲れ」から救う具体的対策
「スマホ認知症」は、生活習慣病に似ています。つまり、習慣を変えることで、改善が見込めるのです。今日からできる具体的な対策をご紹介します。
- 「スマホ断食タイム」を作る: 寝る前1時間、食事中、家族との団らん中など、スマホを完全に触らない時間を意識的に作りましょう。通知をオフにするのも効果的です。
- 意識的に「覚える」練習をする: 電話番号をメモする前に一度頭の中で繰り返す、初めて行く場所の地図を少し覚えてから出発するなど、あえて脳の記憶力を使ってみましょう。
- 「シングルタスク」を心がける: 何か一つの作業に集中する時間を作りましょう。メールチェックをしながら別の作業をする、といった同時進行をやめる練習をします。
- 「読書」の時間を持つ: スマホの短い文章ではなく、書籍などの長い文章を読む習慣をつけましょう。行間を読み、内容を理解しようとするプロセスが、脳の集中力と読解力を養います。
- 意識的に「ボーっとする」時間を作る: カフェで何もせず外を眺める、公園でベンチに座るなど、目的もなくただ存在する時間も脳には必要です。
- 「体を動かす」習慣をつける: ウォーキングや軽い運動は、脳への血流を改善し、脳機能の維持・向上に役立ちます。
- 「睡眠の質」を高める: 寝る前にスマホを見ないことはもちろん、規則正しい睡眠時間を確保しましょう。
【整体師からの提言】「体のケア」こそ、スマホ脳疲労への最重要アプローチ
様々な対策がある中で、私が21年間、皆さんの体と向き合ってきた経験から特に強調したいのは、「体のケア」がスマホ脳疲労の改善にいかに重要か、ということです。
スマホの使いすぎで姿勢が悪くなり、首や肩がガチガチになる。この状態が続くと、単なる体の痛みにとどまらず、脳への信号伝達や血流に悪影響を与え、脳の疲労を加速させてしまいます。
まるで、電源コードがねじれてPCへの供給電力が不安定になるようなものです。
体の緊張を解きほぐし、正しい姿勢を取り戻すことは、脳が本来のパフォーマンスを発揮するための物理的な土台を整えることに繋がります。
また、整体やトレーニングを受ける時間は、スマホから完全に離れ、自分の体と向き合う貴重な時間です。これは、脳をデジタル情報から解放し、リフレッシュさせる最高の「デジタルデトックス」になるのです。
新潟市で「スマホ認知症」対策なら。ボディケアグリーンズにご相談ください
もしあなたが、「スマホの使いすぎで体がバキバキ」「最近、物忘れが増えた気がする」「脳も体もなんだかスッキリしない」と感じているなら…
ここ新潟市にある私たちのサロン＆ジム、ボディケアグリーンズに、ぜひ一度ご相談ください。
私たちは、単に肩や腰を揉むだけでなく、あなたがどのような姿勢でスマホを使っているか、その習慣が体にどう影響しているかまでを丁寧にカウンセリングし、根本的な原因を見つけ出します。
21年の経験を持つ整体師が、硬くなった首や肩、背中の筋肉を専門的な技術で解きほぐし、脳への血行を促進。さらに、体の歪みを整え、スマホ疲れしにくい体づくりをサポートします。
また、パーソナルトレーニングでは、正しい姿勢を維持するための体幹強化や、脳機能向上にも繋がる運動指導を行います。運動そのものが、脳の活性化に非常に効果的であることは、多くの研究で証明されています。
私たちは、「体と心、そして脳は繋がっている」という考えのもと、あなたのトータルな健康をサポートすることをお約束します。スマホが手放せない現代だからこそ、意識的な体のケアで、脳の健康もしっかり守っていきましょう。
まとめ｜脳の健康も、体の健康から。
「スマホ認知症」は、現代社会が生んだ新たな健康課題です。しかし、これは決して避けられないものではなく、日々の意識と習慣、そして適切なケアによって、十分に改善が見込めます。
スマホとの賢い付き合い方を学び、意識的に脳と体に休息を与え、そして何より、スマホ疲れで凝り固まった体をプロのケアで解放してあげること。
ここ新潟のボディケアグリーンズで、あなたの体と脳をリフレッシュさせ、本来持っている輝きを取り戻しましょう。
あなたの健やかな毎日を、心から応援しています！